小林淳一騎手「僕らしい」ラストレースは最下位

[ 2012年3月26日 06:00 ]

最終騎乗を終え、騎手仲間から胴上げされる小林淳一騎手

 今月いっぱいで引退する小林淳一騎手(39)は25日の中山が最終騎乗。引退レースとなった7Rでは、発走前のゲート内で隣に入った同期・後藤とがっちり握手をかわした。「感動した。演出のできる男ですよ」と小林淳。コンビを組んだアルコシエロは出遅れて最下位10着。「最後に“ケツ”というのも僕らしい。あと1勝して300勝を達成したかったな」と悔しさをにじませた。

 レース後、ウイナーズサークルで柴田善から花束が贈られ、最後は騎手仲間に囲まれて胴上げされた。今後はJRA競馬学校で教官として騎手を育成していく。「それぞれの良さを見つけて伸ばしていってあげたい」と抱負を語った。通算7842戦299勝。

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