船橋・森泰斗、8年ぶりの快挙なるか?

[ 2011年12月2日 06:00 ]

地元リーディングへ意気込む森泰斗騎手

 【地方競馬です!!】師走を迎え、南関競馬も2日の大井最終日が終わると4場それぞれ今年最後の開催を残すのみ。3年連続南関勝ち鞍No・1の戸崎圭太(31=大井)が今年も4場すべて首位で4年連続戴冠が確実だが、船橋開催リーディング争いでは“異変”が起こっている。戸崎218戦42勝、2着27回。地元の森泰斗(30)が243戦40勝、2着28回と逆転圏内にいるのだ。

 近年、着実に勝ち星を伸ばしてきた森は今年さらに躍進。南関全体でも現在3位(昨年6位)につけている。11月13日には東京競馬場遠征で約6年ぶりのJRA騎乗。7戦して8着が最高だったが、「以前と違って余計な緊張もなく、冷静に楽しく乗ることができた」と成長をうかがわせる言葉。船橋前開催の平和賞では代打騎乗で悲願の南関重賞初制覇と、波に乗っている。

 川崎、浦和は08年に今野、繁田が戸崎らを抑えて地元リーディングになったが、船橋は04~07年が内田博、08年から戸崎で、森が逆転すれば地元騎手としては03年石崎隆以来8年ぶりの快挙となる。「2勝差と知らなかったし、やることは今までと変わらないけど、結果的にそうなれば最高ですね。またひとつ、大きな弾みにもなる」と落ち着いた表情。来週の船橋は注目レース以外でも、目が離せない1週間になりそうだ。 (池田 裕文)

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2011年12月2日のニュース