「WIN5」2億円出た~!キャリーオーバーも出た~

[ 2011年6月27日 06:00 ]

WIN5は初の払い戻し2億円にキャリーオーバーも初めて発生

 ついに2億円が出た。第10回を迎えた5重勝単勝式「WIN5」で最高配当の2億円が飛び出した。序盤の3レースが8→4→11番人気で決まり、この時点で残りは467票。中山11Rは1番人気が勝ったが、対象レース最後の宝塚記念で6番人気アーネストリーが勝ち、的中はわずか3票となった。計算上の配当が2億円を超えたため、払い戻しは競馬法に定められた最高限度額である2億円となり、残額の4億6718万8320円が次回へのキャリーオーバー(繰り越し)となった。キャリーオーバー発生は初めて。売り上げも過去最高となる14億4605万4600円をマークした。

 ターフビジョンに配当2億円が報じられると、中山競馬場は何とも言えないどよめきに包まれた。2億円の払い戻しはもちろんJRAでは過去最高。もし宝塚記念を、アーネストリーを上回る人気馬(ブエナビスタ、ルーラーシップ、エイシンフラッシュ、トゥザグローリー、ローズキングダム)が勝っていれば配当は2億円に届かず、キャリーオーバーも発生していなかった。

 小畠薫・JRA担当理事は「上半期の競馬の総決算とも言える宝塚記念当日に、WIN5の魅力である2億円の払い戻しとキャリーオーバーをお客様に実感していただけたのでは」とコメントした。なお、JRAはWIN5の売り上げから、払い戻し金と国庫納付金を除いた全額を、東日本大震災被災地支援のため拠出してきたが、26日でいったん終了。拠出総額は18億2544万8220円に達した。

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2011年6月27日のニュース