13日の競輪、ボート、オート全て中止

[ 2011年3月13日 06:00 ]

東日本大震災

 13日に予定されていた競輪、ボートレース、オートレースの開催は東日本を襲った大震災の影響で全て中止となった。競輪、オートレースと関東、東海地区のボートレースは開催打ち切り。その他の地区のボートレースは順延となった。主な開催日程の変更は別表の通り。

 玉野競輪開設60周年記念は12日午前9時35分に全4日間の開催中止を決定。中止の連絡を受けた坂本亮馬ら出場予定選手は検車場に集まり帰り支度を始めた。地震で大きな被害を受けた福島県在住の岡部芳幸は「自宅は壊れたようだけど、家族は無事だったようで安心しました」と話す。他の北日本地区の選手も、地震による被害があった様子で、深刻な表情のまま帰路に就いた。玉野競輪場には百数十人のファンが訪れたが、大きな混乱はなかった。

 今開催を最後に閉鎖が決まっている大津びわこ競輪(A級戦)も2日目(12日)以降の打ち切りが決定。別れの決勝の鐘が鳴り響くことなく、61年の歴史に幕を閉じた。高松宮記念杯の舞台となった伝統ある競輪場だけに、杉本広延所長は「最後の区切りとしてやりたいと思っていたが、開催できる状況ではないので決断した。ファンや関係者に申し訳ない」と語った。

 一方、ボートレースでは13日(初日)からの開催打ち切りを決めた桐生の施設が大きな被害を受けた。群馬支部の本橋克洋は「家の方は棚から物が落ちたぐらいらしいけど、支部長(新井亨)からの連絡だとレース場(桐生)が相当ひどいらしい。配管やスタンドのガラスの損傷がひどくて復旧までに2節分ぐらいかかるらしい」と語っていた。

 地方競馬では高知の交流重賞・黒船賞(14日)の中止が決まった。

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2011年3月13日のニュース