女子レーサー復活目指し 佐藤は川口、坂井は船橋へ

[ 2011年3月12日 06:00 ]

44年ぶり女子オートレーサーを目指す佐藤(左)と坂井

 オートレースを統括するJKAは11日、第31期選手候補生20人の所属先を発表。44年ぶりの女子レーサーを目指す佐藤摩弥(18=埼玉)は川口、坂井宏朱(27=石川)は船橋に所属されることになった。

 佐藤は埼玉県在住のため川口、坂井はJTBの営業職時代に仕事上、つき合いのあった船橋を希望しており、ともに第一希望の配属となった。佐藤は「うれしい半面、坂井候補生と別々になる不安も大きいですが、女子レーサーが誕生して良かったと言ってもらえるよう、お互い励まし合い頑張っていきたい」。坂井は「あこがれの船橋でうれしいです。船橋に坂井が入ってくれて良かったと言ってもらえるよう速いレーサーになり結果を残したい」と、それそれ豊富を語っていた。

 なお今後の予定は4月に検定試験、4~5月に配属先で訓練、5月31日に養成所卒業式を迎え、順調なら6月にデビュー予定。

 第31期男子候補生18人の配属先は次の通り。船橋=青山周平、平塚雅樹、古木賢 川口=岩田裕臣、小原望、中山透 伊勢崎=木村享平、大月渉、栗原俊介 浜松=渡邉篤、辰巳裕樹、藤波直也 飯塚=鐘ケ江将平、中尾貴志、森本優佑 山陽=春本綾斗、丸山智史、矢野正剛

 ◆佐藤 摩弥(さとう・まや)1992年(平4)5月16日、埼玉県生まれの18歳。05年KIDSモトクロス中学生、レディースクラスのチャンピオン、08、09年の全日本モトクロス女子ランキング7位などモトクロス界で活躍していた高校生3年生。2次試験合格で高校を中退し入所。

 ◆坂井 宏朱(さかい・ひろみ)1984年(昭59)2月25日、石川県生まれ東京在住の27歳。法大法学部卒業後、JTB入社。オートレースにひと目ぼれ、会社員からの転身を決意。主なスポーツ歴はクラシックバレエ15年、チアリーディング3年。

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2011年3月12日のニュース