福山競馬11年度は継続 「事業運営は可能」と市長

[ 2011年1月19日 12:50 ]

 約20億円の累積赤字を抱え、売り上げ不振が続く福山市営競馬(広島県)について、福山市の羽田皓市長は19日の臨時市議会で「賞金の削減などで新年度の事業運営は可能」と述べ、2011年度は存続する方針を明らかにした。

 ただ、黒字を確保できない場合は「事業廃止も決断せざるを得ない」として、11年度での廃止もあり得るとした。

 有識者による検討委員会は昨年提出した答申で「速やかに廃止すべきだ」とした上で、基金を繰り入れない実質単年度黒字を条件に事業継続の可能性にも言及していた。

 福山市営競馬は1949年に開設。ピークの91年度は約345億円の売り上げがあったが、09年度は約78億円まで落ち込んでいた。

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2011年1月19日のニュース