【福島記念】ダンスインザモア5年8カ月ぶり重賞V

[ 2010年11月21日 06:00 ]

 秋の福島最終週を飾る第46回福島記念は最後方を進んだ12番人気の8歳馬ダンスインザモアが05年3月スプリングS以来、実に5年8カ月ぶりの重賞V。従来のメジロマイヤーの重賞勝利間隔最長記録(3年11カ月)を大幅に更新し、鮮やかな復活を遂げた。

 気鋭&熟年の息がピタリと合った。丸田は差し脚に懸け4角最後方から14頭をごぼう抜き、デビュー4年目で重賞初Vを果たした。「率直にうれしい。いつも後ろからになるのですが、馬のリズムを守っていきました。外に出した時の脚が違った。重賞初Vの実感?まだ沸きません」と感無量の表情。相沢師も「後肢に疲れが残りやすい馬ですが、1回(富士S13着)使って良くなってました。まだまだやれますね。有馬記念?いやいや、次は中日新聞杯(12月11日、小倉)あたりを」とニッコリ。ディープインパクト世代の底力を見せつけたダンスは、さらなる重賞タイトル上積みを狙う。
 ◆ダンスインザモア 父ダンスインザダーク 母スーパーリヴリア(母の父リヴリア)牡8歳 美浦・相沢厩舎所属 馬主・木浪巌氏 生産者・北海道新ひだか町西川富岡牧場 戦績34戦5勝 総獲得賞金2億583万9000円。

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2010年11月21日のニュース