肺炎回復せず…バブルガムフェロー死す

[ 2010年4月28日 06:00 ]

 96年天皇賞・秋を3歳馬として初めて制したバブルガムフェロー(牡17)が26日午後8時40分、けい養先の北海道日高町ブリーダーズスタリオンステーションで肺炎のため死亡した。

 同馬は3月から熱発が続き、今月上旬に社台ホースクリニックで肺炎の診断を受けた。今季の種付け業務を休養して治療に専念していたが、回復することはなかった。95年朝日杯3歳S(レース名は当時)に優勝。翌96年スプリングSも制しクラシックの最有力候補となったが、皐月賞前に右後肢を骨折。秋に復帰後は、菊花賞ではなく古馬相手の天皇賞に挑んで、3歳初Vの快挙を達成した。97年ジャパンC(3着)を最後に引退し、社台SSで種牡馬入り。その後、ブリーダーズSSに移り、アーリーロブスト(09年京成杯)などの活躍馬を出した。
 ▼藤沢和師(現役時に管理)サンデーサイレンス初期の産駒として、バネのある素晴らしい走りを見せてくれた。2歳王者になり、3歳で天皇賞を勝つなど思い出に残っている馬なので、残念でならない。

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2010年4月28日のニュース