【若葉S】藤沢和師の“戦略と自信”

[ 2010年3月18日 06:00 ]

 【東西ドキュメント=美浦17日】藤沢和師の打つ手に何度もうならされてきた鈴木。ペルーサが中山のスプリングSに登録すらせず、若葉Sに向かう理由を聞くと、指揮官はこう答えた。

 「まず、スプリングSは1800メートルということがある。それに、もし馬場が悪化すると中山では追い込めないケースも考えられる。そのあたりを考慮した」
 デビュー2戦、2000メートルを選んで使ってきた以上、先を見据えるならここでの1F短縮は芳しくない。さらに、今の中山はひと雨あるとイン、特に先行馬が有利になる。同じ天候悪化でも阪神の方が対応できるというわけだ。先を読んだ的確な一手に鈴木は感心した。
 「ここで追い込めないようでは恥ずかしくて大舞台に出せないよ」と締めくくった藤沢和師。3連勝に向けて相当な自信があるんだろうと鈴木は感じ取った。

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2010年3月18日のニュース