【中山4R新馬】JRA史上最多9頭落馬!内田騎手が骨折

[ 2010年1月11日 11:40 ]

中山競馬第4レースでノボプロジェクト(左端)の斜行で発生した、JRA史上最多となる9頭が落馬するアクシデント

 11日の中山4レース3歳新馬戦(ダート1800メートル)で出走16頭中9頭の騎手が落馬する“大事故”が発生した。日本中央競馬会(JRA)によると、1レースでの9頭の落馬は、これまでの7頭(3度)を上回る最多記録。

 逃げたノボプロジェクト(三浦皇成騎乗)が4角を回り切るところで外側に斜行、2番手で並走していたフォルメンが前につんのめる形で転倒した。さらに、同馬に接触して後続馬が次々と落馬。勝負どころで各馬が接近、後方の馬は行き脚をつけていただけに、大きなアクシデントにつながったとみられる。

 1着は先団を進んでいた1番人気デプラータ(牡=萱野、父・グラスワンダー、母・ファーディーン)、2着はトウカイシエロ。

 JRAは1位で入線したノボプロジェクトを失格、三浦騎手には16日から開催4日間の騎乗停止処分を科した。上位人気馬の落馬が多く3連単は46万2840円の高額配当となった。

 落馬により昨年、年間最多勝騎手に輝いた内田博幸騎手が左ひじ付近の尺骨を骨折(全治不明)し、以降に騎乗予定だった8レースでほかの騎手に変更。また、蛯名正義騎手は背中の打撲などで同日のフェアリーステークス(G3)で2番人気の馬に騎乗できなくなるなど影響が出た。

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2010年1月11日のニュース