【菊花賞】ブレイクランアウト気合乗ったぁ!

[ 2009年10月24日 09:19 ]

 古馬相手の朝日チャレンジCで首差2着に好走、ここに目標を定めたブレイクランアウト。美浦での最終調整は戸田師自らが手綱を取った。角馬場で約30分かけて乗り運動。その後、南A(ダート)コースに入り、ダクでじっくりと1周半。さらに角馬場に戻ってクールダウンと、1時間近くかけて入念に感触を確かめた。

 「程良く気合が乗って、いい感じだと思う」。調教を終えて厩舎に引き揚げてきた戸田師は満足そうな表情で続けた。「気性的にカーッとする面があった馬だけど、今は落ち着いてコントロールしやすくなっている。3000メートルは未知の領域だが現時点の状態なら対応できると思う」
 大外18番についても「馬群が密集するようなら厳しいが行く馬もいるし、縦長になれば、そんなに外を回らされることもないでしょう」と余裕の構え。「適性はもちろんだけどG1は一発勝負的なところがある。後はジョッキー(藤田)に任せるだけ」。穏やかな口調の中にも、確かな自信が見え隠れする。出来は万全。01年マンハッタンカフェ以来、8年ぶりの関東馬戴冠へ静かに闘志をみなぎらせている。

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2009年10月24日のニュース