池ちゃん 4冠トーシンブリザード産駒に期待

[ 2009年8月21日 06:00 ]

 【池田裕文の公営です】01年に南関史上初の無敗4冠に輝いたトーシンブリザードの産駒がいよいよデビューする。父と同じ和泉栄一オーナー、船橋・佐藤賢厩舎の牝馬トゥザギャラクシーだ。次開催(31日~9月3日)の新馬戦へ向け、18日の能力試験に出走。2位入線の800メートル51秒2(制限54秒)で合格した。母シナガワラシアンも同馬主、同厩舎で走った。佐藤賢師は「母親似かな、激しい気性もね。仕上がりの割にいい動きだったし、これで変わってくると思う。奥手で使いながら良くなってくるんじゃないかな」。

 トーシンブリザードは06年から種付け。受胎率が振るわず初年度産駒はわずかに2頭。08年生まれはトゥザギャラクシーの全弟のみ。08年の種付け(受胎なし)を最後に種牡馬を引退し、北海道の荒木育成牧場で余生を送っている。二世はわずか3頭だ。もう1頭の2歳バトルファイター(牡)も馬主、厩舎は同じ。調教過程で骨膜が出て休養中も、秋にはデビューできそうとのこと。こちらは「体形、動じない性格は父親似」と師。
 能試の最中に、ふと、シンボリルドルフ産駒の初出走初勝利(ドリームチェス)を三条競馬場で見た19年前を思い出した。貴重なトーシンブリザード産駒たちの走りを楽しみに待ちたい。

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2009年8月21日のニュース