ペガサス坂路羽ばたく/ダービー

[ 2008年5月28日 06:00 ]

G1特集

 05年生まれのサラブレッド8150頭の頂点を見据えるように、レインボーペガサスが威風堂々と坂路を駆け上がる。闘志を内に秘めながら坂路で4F61秒7、1F15秒2。そんな走りに寺井助手の胸の内には確信が膨らんだ。「以前に比べれば、ずいぶん落ち着いている。ペリエが“落ち着けばもっと走る。自分がまた秋に来るまでに大きな仕事をしているでしょう”と言っていたが、本当にそんな感じになってきた」
 ペリエがコンビを組んだきさらぎ賞を完勝。皐月賞ではメンバー最速の上がり3F34秒3をマーク。キャプテントゥーレが逃げ切る流れで4着に敗れたが、アグネスタキオン産駒らしい爆発力を見せつけた。東京は未経験だが、中山の小回りコースよりも戦いやすいのは間違いない。「あとは馬場だけやな」(同助手)。今週は木曜から土曜まで雨の予報だが、良馬場なら豪快に突き抜ける力は持っている。ペリエの予言が現実となる。

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2008年5月28日のニュース