ジュピタ降雪切り裂く53秒3/日経新春

[ 2008年1月18日 06:00 ]

日経新春杯へ向けて、吹雪の中坂路で追い切られたアドマイヤジュピタ

 日経新春杯(20日、京都)ではアドマイヤジュピタが坂路で軽快な動きを披露。アルゼンチン共和国杯に続く重賞連覇へ万全の態勢を整えた。

 見る見る白銀に染まっていく栗東の坂路を、アドマイヤジュピタが真一文字に突き進んだ。栗毛の雄大な馬体を目いっぱいに使って登坂。ラスト2Fは計時エラーだったが、しまい重点で4F53秒3。それほど攻め駆けするタイプではないだけに、十分に及第点を与えられる最終追いだった。
 「いつもこれぐらいの時計の馬なんで問題ない。前走から少し間隔が空いたけど、ずっと順調。有馬記念にも出られたけど、夏から4回使ったし今年のことを考えてここから行くことにしました」。じっくりと時間をかけて調整してきた友道師が、青写真通りの仕上がりに納得の表情を浮かべた。前走のアルゼンチン共和国杯は圧巻の内容。格上挑戦の身で、強豪トウカイトリックの追撃を完封した。
 「今回のハンデは見込まれたけど、57キロ自体は何度も背負っているから大丈夫。前走時の雰囲気になっている」と同師。ドバイシーマクラシック(3月29日、ナドアルシバ芝2400メートル)にも登録しており、夢の広がる08年始動戦だ。

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2008年1月18日のニュース