漫画家の赤塚不二夫さんが死去

[ 2008年8月2日 21:12 ]

死去した赤塚不二夫さん

 「天才バカボン」「おそ松くん」などで知られる人気漫画家赤塚不二夫(あかつか・ふじお、本名藤雄=ふじお)さんが2日午後4時55分、肺炎のため東京都文京区の順天堂医院で死去した。72歳。旧満州(現中国東北部)生まれ。葬儀・告別式の日取りなどは未定。喪主は長女りえ子さん。

 終戦後、旧満州から引き揚げ奈良、新潟で少年時代を過ごした。1956年「嵐をこえて」でデビュー、60年代以降「ひみつのアッコちゃん」「おそ松くん」「天才バカボン」などのヒット作を連発。「シェーッ」「これでいいのだ」など数々の流行語を生み出した。
 98年に食道がんの手術を受けたが、その後も療養のための入退院を繰り返しながら週刊誌の連載、絵本の制作など精力的に創作活動を続けた。

 2002年4月、検査のための入院中に脳内出血で緊急手術、闘病生活が続いていた。妻真知子さんは献身的な看護をしたが、06年7月くも膜下出血のため急死した。

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2008年8月2日のニュース