富士重工業が技術説明会…小型スポーツ車の燃費向上
富士重工業は16日、都内で技術説明会を開き、トヨタ自動車との共同開発で、来春発売予定の小型スポーツカーの概要を明らかにした。富士重工が強みをもつ低重心でコンパクトな水平対向エンジンに、トヨタの直噴エンジン技術を導入し、燃費性能も高める。
説明会では、エンジンや変速機の配置が分かるよう車体を透明にした模型を公開。エンジンの搭載位置を現行の「インプレッサ」より12センチ低くすることで「低重心で路面に張り付くように走れる」(増田年男開発責任者)という。若年層が買えるよう価格は200万円台前半が目安になるもようだ。今年12月に一般公開される東京モーターショーで、市販車に近いモデルを発表する。
新型車はトヨタが企画とデザイン、富士重工は実際の開発と生産を担当。トヨタブランドと富士重工の「スバル」ブランドの双方から発売される。
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