可夢偉 7年ぶり鈴鹿で6度目入賞へ自信

[ 2010年10月8日 06:00 ]

 F1第16戦日本GPが8日に三重・鈴鹿サーキット(1周5・801キロ)で開幕する。BMWザウバーの小林可夢偉(24)は03年に中嶋一貴(25)とタイトルを争ったフォーミュラ・トヨタの最終戦以来、7年ぶりに鈴鹿を走る。小林はマシンと相性のいい中高速サーキットで3戦ぶり今季6度目の入賞へ自信を見せた。

 小林は母国レース開幕直前でも自然体を貫いた。「僕の頭の中はきょうの夜、何を食おうかと考えているくらいですね。ビールを飲んでぐっすり寝ますよ」。平常心でいられるのはコース攻略に自信を持っているからだ。中高速サーキットの鈴鹿とコース特性が似ている英国GPのシルバーストーンとベルギーGPのスパ・フランコルシャンで速さを見せつけた。英国は自己最高タイの6位、ベルギーは8位と好成績。「鈴鹿はマシンに合っている」と自信を見せた。第2コーナー先スタンド上段の小林可夢偉特別応援席は地元の兵庫県尼崎市の関係者らで3000席が完売。小林は誰よりも奥まで突っ込むブレーキングでファンを沸かせる。

 ▼山本左近(HRT)鈴鹿は僕にとってのレースのルーツで4年ぶりに戻ってくることができてうれしい。週末は雨が降ると聞いているが、雨のレースは得意なので自分の走りに集中する。
 ▼M・シューマッハ(メルセデスGP)4年ぶりに鈴鹿で走ることを楽しみにしている。過去最多の6勝?ここだけじゃなくていろんなところで勝ってるからね。

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2010年10月8日のニュース