×

来年5月の井上尚弥vs中谷潤人は「凄い激闘になる。依然として興味深いカード」米興行大手幹部が予想

[ 2025年12月29日 08:13 ]

<ナイト・オブ・ザ・サムライ>2回、ピカソ(右)に左アッパーを見舞う井上(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 来年5月に東京ドームで予定されるプロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)とWBA&WBC&WBO同級1位・中谷潤人(27=M.T)の“頂上決戦”について、2人と共同プロモート契約を結ぶ米興行大手トップランク社のカール・モレッティ副社長が「凄い激闘になるだろう」と予想した。

 27日に行われたサウジアラビア・リヤド興行で、井上はWBC世界スーパーバンタム級2位のアラン・ピカソ(メキシコ)に大差の判定勝ち。同級転向初戦となった中谷はWBC10位のセバスチャン・エルナンデス(同)に大苦戦しながらも判定勝ちした。井上は試合後の会見で「自分としてもやる気持ちも十分になる」と中谷との対決に前向きな姿勢を示していた。

 米リング誌の取材に応じたモレッティ副社長は、自己採点では中谷は2ポイント差での勝利だったと明かし「セバスチャンはもっと評価されるべきだ。観客はこの試合が興行で最高のカードと見ていたと思うし、実際にそうなった」と分析。また、KO勝ちを逃した井上についても「(自己採点は)フルマークだった。序盤は競り合ったが、実際にはそうでもなかった。あのレベルの選手なら、勝てる相手だと分かれば流すこともある」と評価した。

 モレッティ氏は、リヤドという場所が必ずしも選手を奮い立たせる環境ではないとも指摘。「ラスベガス、ニューヨーク、日本でなら、その雰囲気で選手はもっと集中できる。井上もカネロ(サウル・アルバレス)の(凡戦となったリヤドでの)ウィリアム・スクール戦と同じ感じだったのかもしれない」と述べ、井上は5月にラスベガスでダウンしながらも逆転TKO勝ちしたラモン・カルデナス(米国)戦のように、「脅威を感じたときに最も実力を発揮する」と話した。

 井上vs中谷戦についてモレッティ氏は「現時点ではその計画だ」と明かし、中谷が今回苦戦したにも関わらず「凄い激闘になると思う。満員の東京ドームで戦う以上、中谷は可能であればさらにレベルを上げないといけないし、実際にそうする必要がある。井上もその舞台で間違いなく気持ちを高めてくるはずだ」と予想した。サウジ興行の結果で井上勝利の予想が広まっている中、「井上が最後に長身でパンチ力のあるサウスポーと戦ったのはいつだった?井上は信じられないほどのリスクを取る選手だ。中谷の試合内容を理由に、この試合を見たくないという人はいないだろう。依然として興味深いカードだ」と期待を寄せた。

この記事のフォト

「井上尚弥」特集記事

「中谷潤人」特集記事

格闘技の2025年12月29日のニュース