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堤聖也 ドネア戦は“準決勝”とキッパリ 計量では相手じっくり観察 長いリーチは「めんどくさいかな」

[ 2025年12月16日 14:38 ]

WBA世界バンタム級タイトルマッチ   王者 堤聖也(角海老宝石)<12回戦>暫定王者 ノニト・ドネア(フィリピン) ( 2025年12月17日    東京・両国国技館 )

<トリプル世界戦計量>計量をパスし握手する堤(左)とドネア(撮影・島崎忠彦)
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 トリプル世界戦興行「U-NEXT BOXING.4」の公式計量が16日、都内のホテルで行われ、メインのWBA世界バンタム級タイトルマッチは王者・堤聖也(29=角海老宝石、12勝8KO3分け)、暫定王者のノニト・ドネア(43=フィリピン、43勝28KO8敗)とにもリミットより100グラム軽い53.4キロで一発パスした。

 計量、そして約10秒のフェースオフで、堤はドネアの“観察”に余念がなかった。「今日はちゃんと見ましたね。思ったよりではないけど、やっぱちょっと大きいなあと。あと手の長さと、握手した時もちょっとゴツい感じの雰囲気もあったな」と振り返り、「あとそうだな、顔ちっちゃいな」といたずらっぽい笑みを浮かべた。公称でリーチは堤の1メートル64に説明し、ドネアは1メートル74。「手が長いってことは警戒している距離も増えると思う。数字上の長さが10センチ長いから、そこはめんどくさいかな」と印象を語ったが、ドネアと戦う実感を問われると「レジェンドのオーラとかは何も考えてなくて。ただ、対戦相手がそこにいるっていう感じなんですよ」と答えた。

 常々「負ければ終わり、勝てば大きな未来が広がる」と話しているが、「日本チャンピオンの時からずっとそうっすよ。ずっと“準決勝”にいるような感じですね。決勝戦がいつ来るか分かんないですけど、ずっと準決勝があるような感じ」と表現した。悲願の世界王座を獲得した昨年10月の井上拓真(大橋、現WBC世界バンタム級王者)戦は「決勝戦だと思っていた」と明かしながらも、“今回も大きな決勝では?”との問いには「準決勝でしょ」と即答した。

 計量後直後のリカバリー食は恒例の、角海老宝石ジム・鈴木真吾前会長お手製のおじやだった。「うまいんすよ~」と表情を緩め、「あとはフルーツとか、消化に良いもの。夜はうなぎ。いつものとこって感じ」と明かした。試合前日のコンディションを問われると「凄く落ち着いている。明日の試合のこととかまだ考えていない」と心境を口にし、“試合後半になれば堤有利”の声にも「中盤、後半にいっても一発はずっとあるわけだから、疲れる12ラウンドにはなるなという感じですね。あとは淡々と自分のやるべきことをリングの中でこなしていく、そういう試合です。有利予想は珍しいけど、あんまり気にしていない」と冷静そのものだった。海外ブックメーカーのオッズは堤の勝利が1.3倍、ドネアが3.25~4倍となっている。

 興行のもようはU-NEXTで独占ライブ配信される。

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