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【ボクシング】日本フェザー級タイトル戦は自動車部品業VS解体業の叩き上げ対決!阿部VS殿本に注目

[ 2025年10月20日 18:10 ]

プロボクシング 日本フェザー級タイトルマッチ   阿部麗也(KG大和)《10回戦》殿本恭平(勝輝) ( 2025年10月21日    東京・後楽園ホール )

叩き上げ対決となった日本フェザー級タイトルマッチの計量を終えた王者・阿部麗也(左)と挑戦者・殿本恭平
Photo By スポニチ

 前日計量が20日に都内で行われ、2度目の防衛戦に臨む日本フェザー級王者・阿部麗也(32=KG大和)、同級1位・殿本恭平(30=勝輝)はともにリミットちょうどの57・1キロでパスした。

 「叩き上げ」を自認する阿部はこれまで、アマエリートへの敵意を燃やしてきた。だが、計量当日に「叩き上げ対決」になると知り、「らしいスね…。エリートとやるのとは違いますね」ととまどった。それでも「叩き上げ同士、そこは負けられないスね」と闘志を奮い立たせた。

 阿部は自動車部品工場でフルタイムで働きながら、12年のキャリアを積んできた。同じく12年のキャリアを持つ殿本は、解体業の会社でフルタイムで働いている。溶接などは「熱くて辞めたくなる」と阿部。殿本は「練習よりキツい」と、お互い厳しい仕事をしながら、ボクシングを続けてきた。

 叩き上げと、12年のキャリアが共通する2人は、2014年12月に全日本新人王を懸けて対戦し、阿部が3―0の判定で勝った。「再戦と言っても、覚えてない」と阿部。殿本は「印象は、よく動くなと。それぐらいですね」。11年前の対戦が参考にならないことは分かっている。しかし、不思議な縁が、日本タイトルの舞台に2人を再び引き寄せた。

 阿部は、2024年3月にIBF王者ロペス(メキシコ)に挑み、8回TKO負けで世界初挑戦に失敗した。「1つ1つ勝って、評価してもらえるように」。世界再挑戦に向けたステップの試合となる。

 殿本は、日本ユース王座以外のタイトル戦2試合で勝ちがない。「(叩き上げ対決を)楽しんで、しっかり勝ちたい」。最近、始めたピースサインと笑顔で写真撮影をした。キャリアの道筋は、阿部とは対照的。勝輝ジムの大川会長は「本人の意識が変わって、取り組む姿勢も変わった。彼の人生を変えます」。殿本の、笑顔に隠した本当の思いを代弁した。

 日本ミニマム級1位・小林豪己(26=真正)は47・5キロ、同級2位・森且貴(25=大橋)は47・4キロでパスした。

 ▼小林 (1月にWBO―AP王座から陥落し)引退しようと思っていた。モチベーションは過去イチ。覚悟を持って戻ってきた。

 ▼森 (日本王座挑戦は4度目で)毎回、獲る気でやっているが、獲るタイミングがきたと思う。やっと獲れると思っている。

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