豊嶋亮太がウエルター級に続いてアジア2冠を達成 「あいつに勝利を届けたかった」浦川大将さんへ弔い星
ボクシング日本スーパーウエルター級タイトルマッチ&WBOアジア・パシフィック(AP)同級王座決定戦10回戦 豊嶋亮太《○判定●》安達陸虎(大橋) ( 2025年10月4日 東京・後楽園ホール )
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日本スーパーウエルター級王者・豊嶋亮太(29=帝拳)が挑戦者・安達陸虎(27=大橋)に大差判定勝ちで日本同級王座の初防衛に成功。WBO―AP王座も獲得し、ウエルター級に続きアジア2冠王者となった。
序盤から強烈な左右のフックを浴びせると、2回には右フックからの連打で相手をぐらつかせた。その後も手数で圧倒すると、終盤には距離を取りながら試合を進め、圧をかけ続ける安達に右アッパー、左ジャブと打ち込みジャッジ1者がフルマークの大差判定勝ち(100―90、98―92×2)を収めた。自身5本目のアジアのベルトを手にした豊嶋は「何本獲ってもうれしい」と笑顔。「戦前の予想と全く違った」と挑戦者・安達の気持ちの強さを評価しながら「終盤は玉砕覚悟できた相手を落ち着いて処理できたことはよかった。いい経験になった」と汗を拭った。
亡き戦友にささげる白星となった。同門だった浦川大将さんが8月2日のジム主催興行に出場し、試合後に急性硬膜下血腫を起こし死去。豊嶋は「この試合が決まった時から浦川が一緒に練習をやってくれていた。いつも“豊嶋さん強いっす”と言ってくれたので、ちゃんと勝たないとあいつに何か言われると思った。あいつに勝利を届けたかったので勝ててよかった」と目尻を下げた。
一方、デビュー10年目で初のタイトル挑戦となった安達は最後まで意地を見せるも及ばなかった。試合後、所属ジムの大橋秀行会長(60)は「今日は“帝拳―大橋対決”に負けましたが、次は絶対勝ちます」と11月24日にトヨタアリーナ東京で行われるWBC世界バンタム級1位の那須川天心(27=帝拳)と同2位の井上拓真(29=大橋)によるWBC世界同級王座決定戦での雪辱を誓った。
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