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アマチュアボクシングでも… 39歳男性が練習後に急性硬膜下血腫で緊急開頭手術 ICUで経過観察中

[ 2025年8月22日 13:06 ]

会見した日本ボクシング連盟の仲間会長(左)と井崎副会長
Photo By スポニチ

 アマチュアを統括する日本ボクシング連盟が22日、都内で会見し、8月上旬に発生した練習中の事故について報告した。

 事故があったのは今月8日。約10年ぶりに競技復帰を目指していた39歳男性が、都内のジムで行ったスパーリング後に意識状態が下がり救急搬送。右急性硬膜下血腫と診断され、開頭手術を受けたという。現在も千葉県内の病院の集中治療室(ICU)で経過観察中となっている。同連盟の仲間達也会長によると「スパーリングの動画を見たが、KOされたり、過剰に打たれたり、力の差があったとは思わなかった」そうで、「該当の選手の一刻も早い回復をお祈り申し上げたい」と話した。

 プロボクシングでは今月2日に行われた興行に出場した東洋太平洋スーパーフェザー級5位の神足茂利さん(28)と日本ライト級4位の浦川大将さん(帝拳)が、試合後に急性硬膜下血腫のため開頭手術を受け、ともに経過観察中に亡くなった。同会長は「お2人の死に対して謹んでお悔やみ申し上げるとともに、ご冥福をお祈りしたい」と追悼の意を表した上で「試合に関して、アマチュアはプロに比べて安全対策はかなり厳しく行っている。重大事故の発生率は圧倒的に低いが、練習中の安全管理はプロとの共通の課題であると強く実感している。きちんと安全対策していかないと危ないと思った」と危機感を募らせた。

 今回事故にあった男性は08年にも練習後の頭痛を訴え、小さな硬膜下血腫により経過観察で入院していたという。アマチュアでは既往歴がある選手は競技復帰できないが、仲間会長は「いろいろなことをすりぬけてしまっていた。リスクが高い方は明確に競技復帰できないことをきちんと話す必要がある。また、節目で何かしらの対応を設けることが大事」と今後は35歳以上の選手や、競技間隔が5年以上空いた場合には、MRI検査を義務づけることを検討しているという。

 また、この日夜には日本ボクシングコミッション(JBC)との合同医事委員会を開き、安全管理に関する意見交換を行う予定だ。

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