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尚弥 アフマダリエフ戦後の12月サウジ戦はSバンタム級での防衛戦を明言「上げるべき時期は今ではない」

[ 2025年7月10日 14:38 ]

<井上尚弥会見>記者会見に臨む井上(撮影・島崎忠彦)
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 世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)が9月14日に名古屋のIGアリーナでWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)と団体内王座統一戦を行うことが10日、正式発表された。4団体王座5度目の防衛に成功すれば、スーパーミドル級4団体統一王者サウル・“カネロ”・アルバレス(34=メキシコ)を超える歴代単独1位となる。

 井上は5月に米ラスネガスで挑戦者ラモン・カルデナス(29=米国)に8回TKO勝ちした一方で2回にはダウンを喫した。アフマダリエフとカルデナスは同じトレーナーが指導していることでも知られ「こちらの陣営としては少し嫌な気もする」と警戒した上で「(アフマダリエフは)サウスポーだし、いろいろな面で全てが変わる。こちらも警戒心を持ちながらトレーニングを進められるし、向こうが思っている井上尚弥ではないよ、と思わせるボクシングをしたい」と自信の表情を浮かべた。

 統一戦クリア後は、12月27日にサウジアラビアでの「リヤド・シーズン」メインイベントでWBC同級1位アラン・ピカソ(24=メキシコ)の挑戦を受ける計画もサウジアラビア総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官が明かしている。一時は一試合限定でフェザー級に上げ、WBA同級王者ニック・ボール(28=米国)に挑戦する計画も進められていたが、この日はスーパーバンタム級でのサウジ戦に臨むことを明言。「やっぱり階級を上げ下げするのは現実的ではない。フェザーに上げる話も(大橋会長との)話し合いでぽっと出た話。自分たちの立ち位置、現状を見つめ直した時に現実的ではないと。自分の残りのキャリアを考えた時に、上げるべき時期は今ではないという判断になった」と説明した。

 対戦候補に浮上するピカソにも言及。当初は5月に米ラスベガスで対戦予定だったが、ピカソ陣営が対戦を辞退し対戦が“消滅”した相手。メキシコ国内では人気を誇るが、海外では実力を疑問視する声もある。ただ井上は「(相手にとって)不足はないというか、スーパーバンタムに残る以上は仕方ないことなのかな」と話し、まずはアフマダリエフ戦を見据えていることを強調した。

 さらに来年5月にはWBC&IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人(M・T)との対戦も内定。6月に行われた前IBF統一王者・西田凌佑(六島)との統一戦を観戦した井上は「(受けた刺激は)これといってないですが。ちょっと見に行ってみるか、くらいの感じでだったので」と振り返りながら「もう彼のボクシングは全体的にレベルも上がっている。自信を持ってボクシングしている」と評価も忘れなかった。

 同興行ではWBO世界バンタム級王者・武居由樹(28=大橋)が同級1位クリスチャン・メディナ・ヒメネス(25=メキシコ)を迎える3度目の防衛戦と、WBA世界ミニマム級王座決定戦の同級1位・高田勇仁(27=ライオンズ)―同級2位・松本流星(27=帝拳)と合わせたトリプル世界戦となる。

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