尚弥が「ハンマー」なら中谷は「刀」 スパー相手・原田周大が語る2人の凄さ
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井上のスパーリング相手を務めたパリ五輪57キロ級代表の原田周大(23)が肌で感じたモンスターの凄さを語った。当初の挑戦者だったグッドマン対策として指名され、約35ラウンド手合わせ。過去、中谷ともスパー経験があるトップアマは2人のパンチの違いにも言及した。
昨年11月、アマチュアの国際大会に向け調整中の原田の元に大橋会長から「井上とスパーをやってくれないか?」と一本の電話が入った。大橋ジムとサポート契約を結んだ縁に加え、「グッドマンは速いテンポで攻撃を組み立てるアマチュア寄りの選手。構えも僕と似ていることからお話をもらったのだと思う」と仮想グッドマンとして最適だったことから飛び込んできたオファー。もちろん、二つ返事で承諾した。
11月と興行が延期された直後の12月の2度、計35ラウンドほど手を合わせた。肝心の試合は流れてしまったが、井上からは「テンポも似ているし、海外から呼ぶ選手にはない細かい技術もある」と称賛を受けるほど、信頼された。
対峙(たいじ)して感じたのは人並み外れた“観察力”だという。「自分の武器は強弱をつけたジャブ。独特のリズムで相手に慣れさせないことを意識するが、尚弥さんには1ラウンドで全部見切られた」。2ラウンド以降は対応され、ダウン寸前まで追い込まれた日もあったと明かす。「スピード、パンチ力、出入り、どの要素を取っても強い。世界の壁を痛感させられた」と得がたい経験になった。
原田は中谷ともスパー経験がある。専大在学中の4年間、何度もM・Tジムに出稽古。「中谷さんは懐が深い。距離が遠くてめちゃめちゃ当てづらい。尚弥さんとは違う空気感がある」と感じた。
両者のパンチの違いはどこか。「尚弥さんはガードの上からでも物凄い衝撃があるし、威圧感が半端じゃない。パンチが当たったとしても、とんでもないカウンターが来るのではないか、という恐怖心が先行する。中谷さんは距離が遠い分、気を抜いてしまう感覚に陥るがその瞬間に“スッ”と切れ味鋭い一発がくるイメージ」といい、「尚弥さんがハンマーなら中谷さんは刀」と表現する。トップアマに何もさせなかった2人が対決したら…。「結果は想像がつかない」という。ファン以上に、原田はモンスター対決の実現を心待ちにしている。
◇原田 周大(はらだ・しゅうだい)2001年(平13)10月2日生まれ、北九州市出身の23歳。中1からボクシングを始め、豊国学園高から専大に進学。全日本選手権では21年にバンタム級、22年にフェザー級で優勝。23年10月のアジア大会男子57キロ級で銀メダルを獲得し、24年パリ五輪出場権を獲得。五輪では準々決勝で敗退。身長1メートル67の右ボクサーファイター。
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