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ミドル級2冠王者の国本陸「おもクソやる気なくなった」から切り替えて前日計量パス

[ 2024年3月30日 13:57 ]

計量をクリアした国本陸(左)と可児栄樹(右)
Photo By スポニチ

 31日に名古屋国際会議場で開催されるボクシングイベント「3150FIGHT vol.8」の前日計量が30日、名古屋市内のホテルであり、日本&WBOアジアパシフィック(AP)ミドル級(72・5キロ)タイトルマッチは2冠王者の国本陸(六島)が72・5キロ、日本同級1位の指名挑戦者・可児栄樹(T&T)は72・4キロでパスした。

 当初、この試合は英興行大手「マッチルーム」による8人制トーナメント「PRIZE FIGHTER」の1回戦に組み込まれた。だが同トーナメントは延期となり、優勝賞金100万ドル(1億5000万円)、KO賞10万ドル(約1500万円)というビッグマネーをつかむチャンスは消えた。

 日本王座3度目、WBOAP王座初の防衛を狙う国本は「(トーナメント延期と聞いて)最初はおもクソやる気なくなりましたよ~」と白状する。賞金がなくなったことも痛いが、海外の選手と拳をまじえる機会を楽しみにしていたからだ。今回の調整過程ではオーストラリア在住のロシア選手を相手に2週間で30ラウンド以上のスパーリングを消化したという。パワーがそれほどではなかったものの「パンチの角度や受け流し方が違ったり刺激になった。自分が通用する部分もあった」。1回戦を突破すれば成長のきっかけをもらえると期待していた。それでも「試合はなくならないと聞いたので、すぐに切り替えました。勝てば、またチャンスは来るはずですから」と快勝を誓った。

 挑戦者の可児は「過去最高の仕上がり。秘策を発揮します。何かが起こります」と不気味に予告した。

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