重岡銀次朗 V2戦へ「もちろんKO」 3150FIGHTのドタバタ劇にも「気にしていない」
プロボクシング IBF世界ミニマム級タイトルマッチ 王者・重岡銀次朗《12回戦》同級9位アルアル・アンダレス ( 2024年3月31日 名古屋国際会議場 )
IBF世界ミニマム級王者の重岡銀次朗(24=ワタナベ)が18日、都内のワタナベジムで練習を公開した。2度目の防衛戦に向け「体重もいい感じで、ボクシングの動き自体もいい感じにまとまってきている。あと2週間、怪我のないようにしっかり仕上げたい」と意気込んだ。
この日はWBA世界ミニマム級14位、IBFライトフライ級14位ジョン・マイケル・ズレタ(フィリピン)との2ラウンドのスパーリングなどを公開。軽快なフットワークから強打を披露した銀次朗は「自分の得意なボクシングを伸ばす練習をしてきた。体の強さも進化したと思うので、そこも次の試合で見せられたら」と自信満々。昨年10月のダニエル・バラダレス(メキシコ)戦後から継続的に走り込みとフィジカルトレーニングを行ってきたことで身体的な成長も口にする。
昨年4月に暫定王者となってから約1年。王者としての自覚も芽生え、私生活から改善した。「大好きだった」夜更かしもやめ、朝型の生活にシフト。これまでは『桃太郎電鉄』や人気映画「ハリー・ポッター」の『ホグワーツ・レガシー』などのゲームに明け暮れ午前5時まで起きていたこともあったが「朝はコーヒーを飲みながら調子に乗っています」と早朝から走り込みを行うことで充実した日々を過ごす。
出場する興行「3150FIGHT」は亀田和毅―ドラミニ戦の中止や、マッチルームの日本初開催のミドル級トーナメントなどが延期に。試合直前の“ドタバタ劇”に巻き込まれることとなったが「僕の相手が変わったわけでもないし、そこで左右されるくらいならダメだと思う。僕と兄ちゃんは気にしていない」ときっぱり。PPV(ペイ・パー・ビュー)から無料配信に変更となったことで「むしろ無料になって、みんなに見てもらえると思う」と逆境をプラスに捉える。
「もちろんKOしか狙っていない。どのパンチで倒すとかは決めていない、流れの中でチャンスがあったらしっかり仕留めたい」とアンダレスを迎える2度目の防衛戦へ慢心はない。
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