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ボクシング期待の新星 坂間叶夢さん死去 20歳 「はじめの一歩」森川ジョージ氏ショック「言葉が無い」

[ 2024年3月18日 10:44 ]

2022年6月、全日本新人王決勝戦ライトフライ級で優勝した坂間叶夢さん
Photo By スポニチ

 プロボクシング日本ライトフライ級ユース王者の坂間叶夢(さかま・かなむ)さんが死去したことが18日、分かった。20歳。この日、都内で所属ジムの斉田竜也会長が取材に対応。前日に遺族から死去の報告があったことを明かし「現時点で、これ以上はお話しできません」と説明。亡くなった場所、死因などの詳細は明らかにされなかった。

 坂間さんはこの日、後楽園ホールでの興行で初防衛戦を行う予定だったが体調不良のため試合をキャンセル。16日午後に日本ボクシングコミッションに「発熱のため延期にしてほしい」と所属ジムから連絡があったという。

 幼少期に空手を始め、小2でキックボクシング、小4からボクシングに転向し、U―15大会で優勝2回、準優勝2回、ジュニアチャンピオンズリーグで優勝1回。17歳になった2020年にプロテストに合格。都立淵江高3年時に全日本新人王に輝き、「現役高校生プロボクサー」として話題に。22年に高校を卒業し、今後の活躍への期待が高まっていた。

 試合でセコンドも務めた一平さんは、自身のSNSを通じ「本日坂間叶夢が永眠いたしました」と報告。「沢山の応援や沢山の愛情を注いで頂きありがとうございました」と感謝し、「試合間隔が短く拳の怪我や最終まで足の痛み止めを打って走れなくてもプールで調整して出場しようと最後までどんなボクサーより頑張りましたが。試合をキャンセルした自分を許せなかったんだと思います」と記した。

 ボクシング漫画「はじめの一歩」の漫画家・森川ジョージ氏は、一平さんの投稿に対し「言葉が無いです。御冥福をお祈りします」と追悼した。

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