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内藤大助氏「完勝とは言えなかった」 WBAバンタム級王者・井上拓真に辛口評価「今後の課題は…」

[ 2024年2月26日 19:45 ]

内藤大助氏
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 プロボクシング元WBC世界フライ級王者の内藤大助氏(49)が26日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。24日に行われたWBA世界バンタム級王者・井上拓真(大橋)が同級9位ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)を9回KOで下して、初防衛に成功した試合を振り返った。

 初防衛戦の拓真はサウスポーの相手が入ってきたところに右を合わせる展開。試合が動いたのは9回。右ボディーで後退させると、2発目のボディーが入ったところで相手は膝をついて立ち上がれずKO勝利を飾った。

 圧巻のKO勝利だったが内藤氏は「完勝とは言えなかった。苦しい試合展開だった。相手のボディーが強かったらもっと苦戦したと思う」と辛口な言葉で総評した。

 相手のアンカハスについて「アンカハスはスタミナなかったよね。ちょっと残念です。コンディション万全でリング上がらないとダメですよ」と厳しい言葉を口にした。「たらればですけど、アンカハスが万全なコンディションならもしかしたら…って部分もあった。だから拓真選手は救われた部分もある」と語った。

 そして拓真の試合中に気になる場面がいくつかあったという。「ボディーを嫌がってた印象があって効いてたのか…接近されると嫌がる印象もあった」と説明した。さらに「今後の課題とすれば接近戦をもうちょっと上手く戦ってほしいですね。決して今日の戦い方は上手じゃなかった」と続けた。

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