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【ボクシング】世界3階級制覇へ中谷潤人が計量パス 王者サンティアゴ戦は「ターニングポイント」

[ 2024年2月23日 15:10 ]

プロボクシング「Prime Video Presents Live Boxing7」 ( 2024年2月24日    東京・両国国技館 )

<トリプル世界戦計量>握手を交わす中谷(左)とサンティアゴ(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 公式計量が23日、都内のホテルで行われ、セミファイナルのWBC世界バンタム級タイトルマッチで日本男子7人目の世界3階級制覇を狙う中谷潤人(26=M・T)は200グラムアンダーの53・3キロ、アレハンドロ・サンティアゴ(28=メキシコ)は全裸で計量し53・4キロでパスした。

 フェースオフでは約12秒王者とにらみ合いを展開し、最後は中谷自ら右手を差し出し健闘を誓い合った。バンタム転級初戦に挑む中谷は「過去一番の仕上がり。階級を上げたことで体重もスムーズに落ちた。期待してもらえれば」と充実の表情。戦績36戦28勝14KO3敗5分けとここまでKO負けがないタフな相手への挑戦に「倒せる流れに持っていければ」とKO決着も見据える。

 会場の両国国技館では2013年4月に、WBC世界バンタム級タイトルマッチで王者・山中慎介(帝拳)がマルコム・ツニャカオ(フィリピン)に12回TKO勝ちした試合を現地で観戦した。「その場所でまた試合ができる。ロマンがあります」と話していた中谷。計量前日にはその山中氏から減量の助言をもらったことも明かし「励みになります」とバンタム級のレジェンドが3度目の防衛を果たした地で自身も偉業を成し遂げる準備は整っている。

 昨年12月に史上2人目の2階級4団体王座統一を成し遂げた井上尚弥(30=大橋)の存在は大きい。「もちろん刺激になっている。内容でも結果でも、皆さんの期待を超えていかれている方。僕自身もそういったところを見せたい」と自らを奮い立たせ、モンスターに負けない活躍を誓う。

 初の挑戦者の立場となる一戦。「自分の中でもターニングポイントと思ってきた。勝ち方や内容次第で未来が開いていくと思う。自分自身に期待して明日は挑みたい」と目標とする4団体統一への通過点とする。

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