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デビュー5連勝中の村田昴 1年2カ月ぶり国内戦は「打たせずに打つ」粟生トレーナーと“新境地”

[ 2023年11月15日 05:30 ]

約1年2カ月ぶりの日本での試合に意気込んだ村田
Photo By スポニチ

 プロボクシングWBA世界スーパーバンタム級12位で元アマ全日本王者の村田昴(すばる、27=帝拳)が12月2日に同級8回戦(東京・後楽園ホール)でカルロ・デメシーリョ(27=フィリピン)と対戦する。

 約1年2カ月ぶりの日本での試合に向け、14日は都内の所属ジムで同門の嶋田淳也(25)と4ラウンドのスパーリングを行うなど入念な調整。「試合のテーマはボクシングの基本である打たせずに打つを実践すること。久しぶりの日本で応援してくれる人たちにしっかり成長した姿を見せたい」と意気込んだ。

 村田は21年6月に米ラスベガスでプロデビュー。今年7月、米ラスベガスで行われた同級6回戦でフアン・センテノ(29=ニカラグア)に3回TKO勝ちするなど米国を拠点にここまで5戦全勝5KO。それでも「ここまでパンチをもらってしまうことも多かった。これでは上のレベルでは通用しない」と現状に満足せず、10月中旬からは元2階級制覇王者の粟生隆寛トレーナーとコンビを組み“打たせずに打つ”スタイルの習得に取り組んでいる。距離感や右手の使い方を模索しながら「粟生さんのカウンター技術だったり、自分にない部分を身につけていきたい」と村田。粟生トレーナーも「本人もいろいろ悩んでいる部分はあると思うが、ここを越えられればもっと伸びる選手」とさらなる飛躍を期待する。

 米国合宿中にWBA&IBF世界同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)とのスパー経験もある無敗のホープは「力まずに自然な流れで倒せれば良い」と22年10月以来の後楽園のリングで6戦連続KO勝利を見据えた。

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