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武尊“世紀の一戦”の敗戦から1年…24日に復帰のリングへ!「この試合に勝たないとロッタン戦もない」

[ 2023年6月24日 07:00 ]

対戦相手のサグデンとにらみ合う武尊                               
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 “カリスマ”が復帰のリングへ。K-1元3階級制覇王者の武尊(31=team VASILEUS)が24日にフランス・パリのゼニスアリーナで開催される「ムエタイグランプリ(MTGP)」でISKA世界スーパー・ライト級(―63.5キロ)王者のベイリー・サグデン(25=英国)を相手にISKA・K―1ルール世界61キロ王座決定戦に臨む。

 昨年6月19日の「THE MATCH 2022」で那須川天心との“世紀の一戦”で判定負けを喫した武尊。“引退”の文字も頭によぎる中で、保持していたK―1スーパー・フェザー級王座を返上して一時休養を宣言。そして昨年10月31日をもって、K―1及び所属ジムだったSAGAMI―ONO KRESTとの契約満了に伴う契約解除した。

 専属契約などに縛られずに残りのキャリアを過ごしたいというビジョンを持っていた中で、欧州・英国を代表するプロモーション「MTGP」が開催する大会での復帰戦が決まった。

 今回の復帰戦からABEMAとの専属契約で、今後の武尊の試合の生中継は、ABEMAでのみ視聴可能となる。PPV中継の場合、武尊への報酬は、最低1億円プラスPPV売上金からの報奨金となる。「PPVというビジネスの形が海外では浸透しているが、日本やアジアでは浸透していない部分がある。業界がもっともっと発展できるように、僕がモデルケースとして、頑張っている選手の未来につながるように先頭で引っ張っていきたい」と意気込んだ。

 さらにアジア史上最大の格闘技団体「ONE Championship」と複数試合契約を発表。「立ち技だと世界最強選手が集まっている印象があります。団体としても世界での大会を成功させていて、世界での影響もあります。ファイトマネーや待遇など選手へのリスペクトを感じる団体でした。一番は、戦いたい相手がONE Championshipの選手の中にいたのが決め手でした」と名前を出さずも、ファンが期待するONEフライ級(―61.2キロ)ムエタイ王者のロッタン・ジットムアンノンとの対戦を期待させるような言葉を並べた。

 「この試合に勝たないとロッタン戦もないと思っているので、まずはこの試合にだけ集中します。この試合に勝って世界に名前を売ることでロッタン戦の実現も現実的になっていくと思う。そういう意味でも負けられない」と“戦いたい相手”と戦うためにも負けられない復帰戦から“第2章”の幕が開ける。

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