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メイウェザーかワンパンマンのサイタマ?丸刈りの松本圭佑が7戦連続KOで日本王座を視野に

[ 2023年1月10日 21:31 ]

プロボクシング・フェザー級8回戦 ( 2023年1月10日    東京・後楽園ホール )

デビュー7戦連続KO勝ちした松本圭佑
Photo By スポニチ

 日本フェザー級3位の松本圭佑(23=大橋)がプロデビューから7戦連続KO勝ちを収めた。2回に右フックで倒したのを機に、浜口人夢(28=市野)から3度ダウンを奪って2回2分42TKO勝ちした。浜口は6勝6敗2分けとなった。

 1回からジャブがキレキレだったが、2回に連打で最初のダウンを奪った後にバッティングで左眉をカット。「組み立てようとしていた時に思わぬパンチで倒してしまってちょっと慌てた」と反省し、元日本、東洋太平洋フェザー級王者の父・好二トレーナーも「目で避けようとしていたから頭をぶつけられたと思う」と指摘した。

 昨年9月の前戦でウイッグを着けて臨んだほど脱毛症に悩んでおり、今回は新たに丸刈り頭で登場。フロイド・メイウェザーやマービン・ハグラーら海外の有名選手を意識したというが、周囲からも「(漫画)ワンパンマンの(主人公)サイタマみたい」と好評だという。中学時代からフジレテビ系番組「ミライ☆モンスター」出演で知られるが、「いい機会だし、新しいキャッチフレーズをつくって知名度を高めていければ。脱毛症のコンプレックスがある人を、ちょっとでも勇気づけられたら」と話した。

 プロ7戦で日本ランキング3位に浮上し、年内の日本王座挑戦を視野に入れる。大橋ジムの大橋秀行会長は「今年勝負した方がいい。相手のレベルが上がれば試合でももっと力が出る」と積極的で、ジムでは同門の世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥らとスパーリングをしている松本も「尚弥さんとのスパーは、持っている力を最大限出さないと殺されるという感じでやっている。そういう試合がしたい」と強敵との対戦を希望。体が大きくなり、フェザー級での減量は楽ではないが「父と同じ階級のタイトルを獲りたい」とフェザー級のベルトを目指していく決意を口にした。

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