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浜田剛史氏展望 井岡カウンター恐れずにジャブを出し続けろ!

[ 2022年12月30日 04:30 ]

プロボクシング WBO&WBA世界スーパーフライ級王座統一戦12回戦 ( 2022年12月28日    東京・大田区総合体育館 )

井岡一翔
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 22年のプロボクシング界を締めくくるスーパーフライ級の王座統一戦は31日にゴングを迎える。日本人初の2階級での2団体王座統一を目指すWBO王者・井岡一翔は、好戦的なWBA王者ジョシュア・フランコ相手にいかに戦うべきか。本紙評論家の浜田剛史氏(62=元WBC世界スーパーライト級王者)が決戦のポイントを指摘した。

 フランコはメキシコ人選手のスタイルに近く、打ち合いを好む。コンビネーションが多く、右を打ってからの左の返しがポイント。横からのフック、下がった相手をまっすぐ左で追いかける逆ワンツー、左ボディーアッパーと複数のパターンを持つ。一発はないが、調子に乗ると手数も多くなり、井岡は後手に回ることは避けたい。

 中間距離で勝負する選手なので、距離が同じ井岡とはかみ合うと思う。ともにブロッキング主体の防御で、クリーンヒットではなくてもパンチは当たる。それがブロックで防いだのか、パンチが当たったのか、ジャッジによって見解が異なり、難しい採点の試合になる可能性がある。

 井岡にとって最も重要なのは、打ち合いをスタートさせるときの左のリードジャブだ。フランコはジャブに対して右のカウンターを狙ってくるだろうが、それを警戒しすぎると手が出なくなる。カウンターを予想しながら左を打ち、右を当てられないようにして、防御が崩れた状態のフランコに左をもう一発入れたい。真っすぐ出てくる相手に対し、下がりながらでも左を入れていれば、井岡が試合をコントロールしていると印象づけられる。

 ジャッジに良い印象を与えるように、打ち合いの最後にパンチを入れることや、ラウンド後半に攻勢をかける戦い方も必要となる。また、接近戦で勝負をかけるときはボディーブローが大事。ボディーを狙えば顔面が空きやすくなり、そこから上へ返すと効かせたイメージが残りやすい。負けたら引退の覚悟とのことだが、ボクシング生命を懸けるような好ファイトを期待したい。 (元WBC世界スーパーライト級王者)

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