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アントニオ猪木さん通夜、藤波辰爾、棚橋弘至、中邑真輔ら参列 藤波「ありがとうという言葉しかない」

[ 2022年10月13日 19:54 ]

アントニオ猪木さんの祭壇(C)IGF
Photo By 提供写真

 今月1日に心不全のため79歳で亡くなった元プロレスラーで参院議員も務めたアントニオ猪木(本名猪木寛至=いのき・かんじ)さんの通夜が13日夜、都内で営まれた。“燃える闘魂”と呼ばれた猪木さんの家族葬には藤波辰爾(68)、新日本プロレスの坂口征二相談役(80)、レスラーの棚橋弘至(45)、中邑真輔(42)、オカダ・カズチカ(34)らが参列した。後日「お別れの会」を執り行う予定。

 愛弟子として猪木さんを50年近く支えてきた藤波は「遺影を見上げて言葉をかけようがないというか、言い足りない、お話ししたいことがいっぱいあったので。ただただ、ありがとうございましたって言うのが精いっぱいだった」と吐露。

 猪木さんの戒名は「闘覚院機魂寛道居士(とうかくいんきこんかんどうこじ)」。祭壇はトレードマークの赤いマフラーをイメージした赤いバラなどで彩られ、中央には笑顔の写真。両脇にはタイガー・ジェット・シンに卍固めをかけている姿と、「1、2、3、ダァーッ!」ポーズの写真が飾られた。藤波は「あの赤い祭壇がすぐ目に入ってきた。いい顔してましたね」としみじみ。「あの遺影を見つめるのが精いっぱい。頭の中が整理つかないというか…自分の人生を変えてくれた方なので、ありがとうという言葉しかないんですよね」と話した。

 ◆アントニオ猪木(本名猪木寛至=いのき・かんじ)。1943年(昭18)2月20日生まれ、横浜市出身。一家で移住したブラジルで力道山にスカウトされ60年に帰国し、日本プロレス入団。72年新日本プロレス設立。76年ボクシングのムハマド・アリと世紀の対決。89年参院選で初当選。90年湾岸危機の際にイラクを訪問して日本人人質解放に尽力。95年北朝鮮で初のプロレス公演。98年レスラー引退。20年に心臓の病気を患っていることを公表した。

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