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亀田興毅氏が女子にも2倍のファイトマネー確約 東洋太平洋ミニマム級王者・千本「モチベーション高い」

[ 2022年8月31日 12:47 ]

「3150FIGHT SURVIVAL」に出場する千本瑞規(中)と亀田興毅ファウンダー(左)、小口忠寛トレーナー
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 プロボクシングの元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏がプロデュースする興行「3150FIGHT SURVIVAL vol.1」(9月17日、メルパルクホール大阪)に出場する東洋太平洋女子ミニマム級王者・千本瑞規(28=ワタナベ)が31日、東京都品川区の所属ジムで会見した。興行のセミファイナルで行われる東洋太平洋女子ミニマム級タイトルマッチ8回戦でパク・ヘス(34=韓国)と2度目の防衛戦を行う。大阪出身の千本にとって初の地元での試合でもあり「凄くテンションが上がっている。あくまで世界までの通過点なので、しっかり防衛したい。自分のボクシングを貫いて圧倒的に勝ちます」と抱負を述べた。

 「3150FIGHT SURVIVAL」は同じく亀田興毅氏がプロデュースし、年3回開催予定の「3150FIGHT」への出場を争う大会。26日付でKWORLD3ジムの会長職を弟の元世界2階級制覇王者・亀田大毅氏に譲り、自身は「ファウンダー」としてプロモーターに専念する興毅氏は「女子ボクサーにもしっかりスポットを当てて、女子もしっかり稼げるようにしていきたい」と話し、今回のファイトマネーは最高でも約30万円といわれる東洋太平洋女子タイトルマッチの2倍にあたる約60万円を現金で支払うことを明かした。千本は「プロになる前に“女子は稼げないからなるな”と言われてきた。こうやって改革しているところへ参戦できて、ファイトマネーも倍額いただけるので凄くモチベーションは高い」と話した。

 8月14日にエディオンアリーナ大阪で開催した「3150FIGHT vol.3」は派手な演出の舞台に加え、破格のファイトマネーや実力派の外国人選手を招へいするなどのマッチメークが好評で、興毅氏によると全国から多くの反響があったという。来年1月6日にはエディオンアリーナ大阪で「3150FIGHT vol.4」を予定しており、「千本選手は女子の中でも実力が凄くあって、世界に最も近い存在と思っている。SURVIVALで勝ち上がって次のvol.4で世界タイトルマッチへ行ってもらいたい」と初の世界戦をマッチメークする構想を明かした。来年には東京での「3150FIGHT」開催も計画しており、「江戸へ乗り込んでいきたい」と宣言した。

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