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女子アトム級ダブル世界戦は全員計量パス 勝てば統一戦? 黒木「ぜひしたい」鈴木「ごめんなさい」

[ 2022年8月31日 16:23 ]

WBO女子アトム級王座を争う王者・鈴木(左)と黒木
Photo By スポニチ

 プロボクシング女子ダブル世界戦(9月1日、後楽園ホール)の前日計量が31日、東京都渋谷区のクラブキャメロットで行われ、メーンのWBO女子世界アトム級タイトルマッチ10回戦は王者・鈴木菜々江(30=シュウ)がリミットを800グラム下回る45・4キロ、挑戦者の元WBC女子世界ミニマム級王者・黒木優子(31=YuKO)が200グラムアンダーの46・0キロでパスした。セミファイナルのIBF女子世界アトム級タイトルマッチ10回戦は王者・宮尾綾香(39=ワタナベ)、挑戦者の同級6位・岩川美花(39=姫路木下)ともにリミットの46・2キロだった。

 WBO女子世界アトム級王者の鈴木は今年2月に前王者・岩川に2―1で判定勝ちして獲得したベルトの初防衛戦。「バッチリ調整したので頑張ります。今回の試合の中で一番頑張ったなと言われる試合をしたい」と控えめに抱負を述べた。一方、5年ぶりの世界王座復帰を狙う黒木は「明日は絶対に世界を獲ります」と意気込み、タイトル戦5試合を含む女子8試合が組まれた興行で「メーンより前座が良かったと言われないようにしたい。アピールポイント?髪の色をド派手にしてきたので、そこですかね」と話した。相手よりも負けていない部分を問われると鈴木は「自信」、黒木は一瞬考えて「ボクシング技術で」と答えた。

 同じ階級のダブル世界戦だけに今後は勝者同士の統一戦が期待される。黒木が「目標が統一王者だったので、勝ったらぜひしたい」と話したように出場4選手のうち3人が意欲を示したが、鈴木だけは「ごめんなさい、弱気で。当日勝たないと分からないので答えは伏せます」と回答を保留した。

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2022年8月31日のニュース