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サトシ・イシイ 14日ボクサーデビュー、王座挑戦意欲「クロアチアに勝利持ち帰る」

[ 2022年8月14日 05:31 ]

計量を終え試合に向け闘志を燃やす(左から)高山秀峰、石井慧(撮影・後藤 正志)
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 08年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストでプロ格闘家の石井慧(35=クロアチア)が13日、大阪市内でプロボクシングデビュー戦となるヘビー級4回戦の前日計量に臨み、110キロでパスした。対戦相手でプロ1戦1勝(1KO)の高山秀峰(スパイダー根本)は100・5キロだった。

 14日、エディオンアリーナ大阪で開催されるボクシングイベント「3150FIGHT vol.3」にサトシ・イシイとして出場する。計量後の会見で「クロアチアから来ました石井慧です。勝利をクロアチアに持って帰れるよう頑張ります」とあいさつ。現在国籍があるクロアチアでボクシングライセンスを取得済みで、6月の格闘技の試合後はロシアで約6週間、合宿。親交がある元WBA世界ヘビー級王者アレクサンデル・ポベトキン(ロシア)からスパー相手を紹介してもらったという。「ボクシングで世界チャンピオンにはなれないと思っています」としながら「但馬ミツロ選手の踏み台に使ってもらえたら」と将来の日本王座挑戦に意欲を示した。

 《プロ2戦目、但馬KO宣言》石井が出場する興行のメインで日本ヘビー級王座決定戦に臨むアマ5冠で同級1位の但馬ブランドン・ミツロ(27=KWORLD3)は120キロ、対戦相手で韓国同級王者のイ・ソンミンは111・5キロでパスした。プロ2戦目で日本王座を獲得すれば辰吉丈一郎(バンタム級)、井上尚弥(ライトフライ級)らの4戦目を更新する快挙。但馬は「明日、KOします」と力強く宣言。また、石井との対戦について「やるなら、やるよ」と環境が整えば受けて立つ構えを示した。

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2022年8月14日のニュース