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元世界王者の宮崎亮が世界ランカーに1回TKO負け「このまま続けていいのか、むっちゃ考える」

[ 2022年8月14日 18:46 ]

プロボクシング・フライ級8回戦 ( 2022年8月14日    エディオンアリーナ大阪 )

1回、アサエル・ビリャルのパンチでダウンを奪われる宮崎亮(撮影・後藤 正志)
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 元WBA世界ミニマム級王者の宮崎亮(33=KWORLD3)がWBC世界ライトフライ級8位アサエル・ビリャル(28=パナマ)に1回2分43秒TKO負けした。試合開始からお互いに距離を測る動きが続いたが、一発当てて勢いに乗ったビリャルが長いリーチから繰り出す回転の速い連打でめった打ちに。宮崎は反撃できずに棒立ちとなり、レフェリーに試合を止められた。

 宮崎は「何も出せずに終わってしまった。集中力が欠けたのが原因と思う。1ラウンドはストレッチの気持ちでやろうと思っていたが」と振り返り、「ここでしっかり勝っておけば世界戦もできた。自分でチャンスを逃した」と肩を落とした。現役続行か引退かは亀田興毅会長と話し合うとし「今回は少し油断もあった。体は動くのでできると思っているけど、ボクシングは一戦一戦に重みがある。ここで負けたのは痛い。このまま続けていいのか、むっちゃ考える」と話した。

 宮崎は17年8月に日本ボクシングコミッション(JBC)に引退届を提出。同年9月、免許停止中に乗用車を運転し、公務執行妨害の疑いで逮捕され、懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を受けた。執行猶予終了後にJBCからライセンスを再発行され、21年に5年ぶりに現役復帰。今回が復帰後3戦目だった。

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2022年8月14日のニュース