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尚弥に敗れたドネアが井岡&ロマゴン戦を希望 スーパーフライ級に落として再起表明

[ 2022年8月5日 09:15 ]

バンタム級世界3団体王座統一戦で井上尚弥(右)と戦ったノニト・ドネア(左)(2022年6月7日撮影)
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 プロボクシングの元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)がスーパーフライ級に転向してWBO同級王者・井岡一翔(33=志成)、元4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(35=帝拳、ニカラグア)との対戦を目指すことを表明した。契約するプロモート会社プロベラムが4日、公式サイトにインタビューを掲載した。

 ドネアは井上尚弥(29=大橋)と2年7カ月ぶりの再戦となった6月7日のバンタム級世界3団体王座統一戦(さいたまスーパーアリーナ)で2回TKO負け。11月には40歳になるが、引退を改めて否定し、階級をスーパーフライ級に下げて井岡かゴンサレスと戦ったあと、再びバンタム級に戻って王座を目指す計画を明かした。「チョコラティート(ゴンサレス)戦は本当に素晴らしい戦いだし、レジェンドVSレジェンドと呼ばれるだろう」「だが、私は5階級制覇王者になりたいので井岡とも戦いたい」と語った。ドネアはフライ級からフェザー級まで5階級を制したが、スーパーフライ級はWBAの暫定王座(防衛1、返上)となっている。

 ドネアはプロベラムの創設者リチャード・シェーファー氏と、井上戦が終わったらスーパーフライ級に落とすことを相談していたという。「ウエートをつくるのは凄く簡単で、すぐにできた。体重計に乗る前に(スーパーフライ級のリミット52・1キロに対し)53・0キロにできていた」と体重調整に自信を示した。井岡が7月13日にWBO王座5度目の防衛に成功した一方、昨年3月にフアンフランシスコ・エストラーダ(メキシコ)とのWBA&WBCスーパーフライ級王座統一戦に敗れたゴンサレスは今年3月に再起に成功しており、ドネアは「リチャードが井岡サイド、ミスター本田(帝拳ジム会長の本田明彦)、チョコラティートとも話している。ワクワクする。楽しみが多い」と話した。

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2022年8月5日のニュース