堤駿斗、13日プロデビュー戦へ順調仕上がり 同期の今永虎雅らから刺激「自分も良い試合を」
ボクシングWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(33=志成)の5度目の防衛戦(13日、大田区総合体育館)のアンダーカードに出場する堤駿斗(22)、比嘉大吾(26)、森武蔵(22)、伊藤沙月(31)の4選手が5日、志成ジムでオンライン公開練習を行った。
アマ13冠の堤は史上9人目の8回戦デビューで、東洋太平洋フェザー級5位のジョン・ジェミノ(30=フィリピン)と対戦する。試合まで残り1週間。堤は「長いラウンドのスパーリングを結構多めにやって、良い内容でここまで来れている。このまま体調を崩さずに、しっかり仕上げていきたい」と手応えを口にした。
東洋大で同期だったアマ10冠の今永虎雅(大橋)が一足早く6月29日にプロデビューし、2回KO勝利を飾った。「対抗心というよりは切磋琢磨(せっさたくま)して、みんなから刺激をもらっているので、自分も良い試合をして仲間に刺激を与えられたら」と意気込む。
5月中旬から約3週間の米ラスベガス合宿では五輪2連覇のロベイシ・ラミレス(キューバ)と4度、計21ラウンドのスパーを実施。帰国後は同門の木村吉光、習志野高の先輩の斉藤陽二(角海老宝石)ら1階級が上のスーパーフェザー級の日本ランカーを相手に6~8ラウンドのスパーで仕上げてきた。ジェミノは37戦23勝(13KO)13敗1分けとキャリアが豊富なファイター。堤は「一発のパワーもあるし、うまさもあるので最後まで気が抜けない相手」と警戒しつつ、「見てきてくれた方が“次も見たい”と思えるような試合をしたい」と自信を示した。
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