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【THE MATCH】天心「なんか見えるんですよ」 武尊に勝つ姿にイメージあり!「ワクワクしかない」

[ 2022年6月18日 17:14 ]

意気込みを語る那須川(撮影・島崎忠彦)
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 格闘技イベントの「THE MATCH 2022」の前日計量が18日に東京都内で行われた。メインイベントで行われる58キロ契約のRISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)とK―1史上初の3階級王者で現スーパー・フェザー級王者・武尊(SAGAMI―ONO KREST)の“世紀の一戦”は両者ともに計量パスした。

 この試合がキックボクシングラストマッチとなる那須川。「僕は最後だと思ってやってなかったんですけど、チームで練習してても最後の追い込み期間も“これだけでキック終わりか”みたいな泣けてきちゃうというか心が引き締まってくることもありました。父親との練習とかでも日を追うごとに濃くなってきて昔の思い出が蘇ってきてというかそういう感情になった期間でしたね」とこの期間について振り返った。

 久々に58キロでの試合になるが「減量の幅も少なくというかより自然体で調整できたかなと思います。全てにおいてパーツがハマったというかマンガでいう最終回みたいに最後の敵と戦う前にみんなと会ってみたいな出会いもあって着々と終わりに近づいているんだなと思いました」と話した。

 自分が勝つ姿はしっかりイメージできているという。「なんか見えるんですよ。今は緊張なくてワクワクしかないんですよ。この1~2週間は研ぎ澄まされていて“これで負けたらしゃーないよね”というような感じですね。何パターンも技は用意してますけど、当日思う事もあると思うので那須川天心としてやりきりたいと思います」と話した上で「このワクワクする感じが久々なんですよね。ずっと迎え撃つ立場で試合をしてたので、ずっと追われてる立場だったので勝っても嬉しくないみたいなことばかりでした。この感じは久々ですし、俺の中での人生の決着というそういうのが芽生える最後の瞬間なのかなと思います」とワクワクしてこんなに研ぎ澄まされているのは初めてだと語った。

 この試合を最後にボクシング転向を表明している那須川だが、この試合が決まってからボクシングだけの練習を一時止めていたことを明かした。「調整で昔からお世話になっている葛西さんが来てもらうことはありましたけど“俺はボクサーになる”気持ちを一回捨てましたね。どっかの片隅にあるのは良くないと思ったし意識しちゃうのでしっかり蹴りこみました。今回の6月の試合があったからこそ武尊選手との試合があったからこそそういった気持ちになれたのもあります」と“世紀の一戦”の相手が武尊だからこそこの思いになったようだ。

 最後に「僕の最後の試合。人生最後の日。しっかりやってやります」と締めた。

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