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京口紘人 2度の減点で「初めて負けるかもと思った…」 WBA世界ライトフライ級王座統一戦を振り返る

[ 2022年6月15日 19:28 ]

メキシコでの王座統一&防衛に成功して帰国し、笑顔で取材に応じるたWBA世界ライトフライ級王者・京口紘人
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 WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(ワタナベ)が15日に自身のYouTubeチャンネルを更新。日本時間11日に行われたWBA世界ライトフライ級王座統一戦でエステバン・ベルムデス(メキシコ)に8回KO勝利して4度目の防衛に成功した試合を振り返った。

 試合は3回に両者の頭が激突し、ベルムデスは頭部から出血してドクターチェックが入った。京口自身はカットなかったが相手は7センチほどの傷幅だった。ドクターチェック中はかなり不安だったという。「敵地で相手の大歓声の中で3Rに切れて血の量がハンパなかったので“これ負傷判定とかになったらヤバいぞ”と思った」と話した。6回のバッティングで減点。、7回のラビットパンチでダウンさせたとしての減点で「初めて負けるかもと思いましたね」と2度の減点で初めて負けを覚悟したところもあったと明かした。

 7回の減点をもらったこともあり、8回にラッシュをかけてKO勝利で試合は終了した。8回にラッシュをかけた理由は他にもあった。「7R終わった時点で相手にダメージがあると思ったんですよ。8Rの出だしが大事だとおもったんですよ」と相手のダメージに気づいていた。

 8回のラッシュをかけるにあたって元世界4階級王者のローマン・ゴンザレスならどうするかを考えた。「脱力して5~6割ぐらいの力で打ち分けるんだろうなと思ってあのラッシュを打てたんですよ」と話し、高地での試合ながらもこのラッシュの瞬間だけは心臓が楽だったという。「それまでは重かった中であの瞬間だけギアを上げたんですよ。そしたら体が楽になる感じでした」と結果的に試合を決めるラッシュとなった。「試合では練習したことしか出ないなと思いましたね」と練習の賜物が試合につながったと語った。

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