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ライト級4団体統一戦の計量で3冠王者カンボソスが2度目にパス わざと体重超過?「これも戦術さ」

[ 2022年6月4日 11:58 ]

3冠王者のカンボソス(AP)
Photo By AP

 ボクシングの世界ライト級4団体王座統一戦の前日計量が4日、オーストラリアのメルボルンで行われ、WBAスーパー&IBF&WBO王者のジョージ・カンボソス(28=オーストラリア)が1回目で135・36ポンド(約61・4キロ)とリミットの135ポンド(約61・2キロ)を200グラムオーバー。再計量まで2時間の猶予が与えられ、1時間後に134・49ポンド(約61・0キロ)で何とかパスした。WBC王者デビン・ヘイニー(23=米国)は134・92ポンド(約61・19キロ)で一発パスだった。

 昨年11月にテオフィモ・ロペス(24=米国)に2―1で判定勝ちし、WBA、IBF、WBOのベルトに加えてWBCフランチャイズ王座も手にした20戦全勝(10KO)のカンボソスは「これも戦術さ。わざとやったんだ」と体重超過は作戦だったと強調。「(体重が落ちたのは)ションベンをしただけさ。コーヒーを飲んでリラックスしようとしたんだ。体重もつくったし、これでうまいコーヒーが飲める」と説明した。

 カンボソスは当初、20年10月にロペスに敗れた元世界3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ(34=ウクライナ)と対戦予定だったが、ロマチェンコはロシアの軍事侵攻により母国の領土防衛隊に加入。試合ができなくなったため、27戦全勝(15KO)のヘイニーとの統一戦が実現した。試合の模様はWOWOWライブの「エキサイトマッチ~世界プロボクシング」で6日午後9時から放送。WOWOWオンデマンドでは5日午前11時頃からライブ配信される。前WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(36=帝拳)がゲスト出演する。

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2022年6月4日のニュース