×

頸椎損傷の大谷晋二郎 ファンへメッセージ「必ず皆様の前に帰ります。負けてたまるか!一緒に頑張ろう!」

[ 2022年6月4日 21:22 ]

大谷晋二郎
Photo By スポニチ

 「押忍PREMIUM ONE TEAM ZERO1 大谷晋二郎エイド!!何度でも立ち上がれ!」が4日に大田区総合体育館で開催された。メインイベント終了後に大谷晋二郎の妹の大谷はづきさんが大谷からの手紙を代読した。

 大谷は4月10日の試合中に負傷して「頸髄(けいずい)損傷」と診断されて現在も治療を続けている。

 メインイベント後にリングに上がったはづきさんは大会に関わった人々に感謝して「コロナの影響で家族も長らく本人とも会えていません。なので私は手紙で支援してもらっていることや家族の思いなどを本人に伝えさせていただいています」と現状について説明した。その後、はづきさんは大谷から送られてきた手紙を代読した。

 大谷の手紙の全文は以下の通り。
 「プロレスの力を信じてくださる熱いプロレスファンの皆様。大谷晋二郎エイド大会の関係者の皆様。

 本日は素晴らしい時間を作っていただきありがとうございます。本当であれば僕が会場に行き、皆さんにご挨拶をしなければならないところなんですが、来場できず本当に申し訳ありません。プロレスとは見ている人に元気を与えるものである。いつもそう叫ぶ僕ですがその思いは今日出場してくれださるプロレスラーが心に秘めた思いだと信じています。

 4月10日両国国技館大会からもうすぐ2カ月。今も僕は自分の意思で体を動かすことも思い通りに言葉を発することもできません。しかしながら僕は今たくさんのことを学ばせていただいています。毎日支えてくださる病院の先生や看護師の皆様、家族や多くの関係者の皆様のおかげで今僕の心の中は人の温かさと優しさにあふれて感謝の気持ちでいっぱいです。そしてまた強くなった大谷晋二郎は必ず皆様の前に帰ります。

 ずっと近くで支えてくれている僕の家族は“もう頑張らなくていいよ。もう十分に頑張ってきたし、今も頑張ってるから今のままで大丈夫だよ”と言ってくれます。でも大谷晋二郎に限ってはもっともっと頑張るという気持ちで居たいんです。僕が頑張ることでプロレスを応援してくださる皆さんに勇気や元気が伝わるはずだと信じているからです。みんな毎日どこかで一生懸命頑張っているんです。だからこそ何度でも叫びます。頑張れ!頑張ろう!頑張るんだ!負けてたまるか!みんなみんな一緒に頑張ろう!大谷晋二郎」。

 代読を終えたはづきさんは「今の状況でこれだけ内容を送ってくれるには本人のかなりの努力と周囲の皆さまのサポートがあってこそだと思いました。このメッセージを受け取った時は涙が止まらずそして周りの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。兄・晋二郎は今、自分の現実と向き合って必死に頑張っております。引き続きご声援のほどよろしくお願いします」と締めた。

続きを表示

2022年6月4日のニュース