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尚弥 ドネアとの再戦は「スッキリと勝つ」「この先、4団体統一、4階級制覇するための試合」

[ 2022年5月25日 21:34 ]

ボクシングWBA・WBC・IBF世界バンタム級王座統一戦   井上 尚弥(29=大橋)22勝19KO <12回戦> WBC王者 ノニト・ドネア(39=フィリピン)42勝28KO6敗 ( 2022年6月7日    さいたまスーパーアリーナ )

インタビューに答える井上(大橋ジム提供)
Photo By 提供写真

 日本人初の3団体統一王者を目指す井上尚弥が25日、横浜市内のジムで代表取材に応じた。主な一問一答は以下のとおり。

 ――「一方的に触れさせず終わる」「しっかり倒す」の発言は早期決着を見据えている?それともスピードで圧倒して出入りの多いボクシングを想定しているのか?

 「相手がドネアなので、そこは実際にリングに上がって、感じてみないと分からない部分が多いですけれど。そこはリングに上がってからなので…感覚でいきたいと思います」

 ――1戦目が激闘になったことが、今回、一方的に勝ってみせる思いになったか。

 「1戦目がそのつもりでしたが、2ラウンド目に深いダメージを負ってしまって。そうならなくなって、というところが自分の中で悔いが残っている場面ではあるので。今回は、1戦目にやろうとしていた試合展開にしたいなと思っています」

 ――2ラウンドで眼窩(がんか)底骨折したが、アクシデントだったのか、それとも修正すべき点があるのか。

 「アクシデントとは思っていないですけれど。あれはドネアの実力で当ててきたパンチなので。それで自分の不注意さとフェイントにかかってしまったところはあるので」

 ――今後を見据えての導入と聞いているが、「八重樫トレ」の効果は今回出るのか

 「足腰の強さは感じていますし、何しろ自分が一番気にしている腰痛というものが八重樫さんのトレーニングで、腰を鍛えることによって腰痛がなくなってきているので。すごく効果は出てきていると思います。不安は減った? そうです」

 ――次戦はWBO王者バトラー(英国)との4団体統一戦、スーパーバンタム級で4階級制覇狙うのか。どちらを希望するか。

 「自分としてはバンタム級での4団体統一をまずは優先に考えていきたいです」

 ――ドネア戦の内容によってPFP(パウンド・フォー・パウンド)1位も見えるのでは。

 「次の試合もしっかり自分がやりたいボクシングすれば、そう言った評価もあとからついてくると思うので。まずはそこを気にせず、自分の最大限を出していきたいと思います」

 ――今回の一戦は「ドラマ・イン・サイタマ」と言われている。

 「第1戦でドラマにしてしまったという自分の誤算がありますけれど。今回はそういう試合にならないと思う。本当にここですっきりと、スッキリとした内容で勝ちたいと思います」

 ――より気持ちいいドラマが待っている。

 「そうですね、この先、4団体統一、4階級制覇するための試合だと思って臨みます」

 ――今回は王者との統一戦。

 「このコロナ禍の3戦はランカーとの戦いになり、今回はようやく3団体統一という大きな節目の試合ができる。自分の中でモチベーションは高いですし、やっぱり、こういう試合で自分は最大限のパフォーマンスを発揮できるタイプだとを思っているので。当日、本当に自分自身に期待していますね」

 ――今回も会場はさいたまスーパーアリーナ。

 「また、さいたまスーパーアリーナで、日本人初の3団体統一を懸けて戦えるのは一種の運命だと感じていますし。そういった1戦目を含めてからの流れもファンも見てくれるので。そういったところも感じながら、試合当日は自分たちは良い試合が見せるだけなので、楽しんでほしいなと思います」

 ――ドネアが前回の井上戦で復活し、ボクシングも向上したと発言しているが。ドネアにどんな思いがあるか。

 「前回、自分との試合でモチベーションを含め、評価を上げてしまったので。今回、自分との戦いが最後に、しっかり花道をつくれれば。自分はそんな思いで臨もうと思っています」

 ▼大橋秀行会長

 「あと13日になりましたが、ドネアも来日し、日々緊張感は高まっている。井上尚弥も順調に練習を積んでおり、このままの調子でリングに上がったと思う。苦しい、激しい戦いになるのは間違いないので、良い試合になるのは分かっている。今から楽しみです」

 ――これまでの調整は。

 「本当にいいと思います。最近感じるのは、足腰の強さ。下半身から来るパンチの強さが、すごく感じますね」

 ――八重樫トレの効果。
 「それだけでなく、全体的なトレーニング効果でさらにスケールアップしている印象を受けている」

 ――スパーリングの内容は。

 「約3年ぶりに海外からパートナーを呼べているので、やはり日本人選手にはないタイミングのパンチ、フェイント、動きをしてくるので。そういうのにも対応できている」

 ――ドネアとの再戦の意義は。

 「ドネアも尚弥に負けて2連続KOで王者になっている。覚悟をもってくると思う。こちらも同じ覚悟を持って迎え撃ちたいと思う」

 ▼父・真吾トレーナー

 ――尚弥選手の状態は。

 「状態はいいですよ。スパーリングもだいたいいつもと一緒ですが、100ラウンドちょっとぐらいになると思う」

 ――再戦となるが、展開はどう想像している。

 「これまでけっこう聞かれて答えていますけれど、前回はしっかり終わっている試合だと思っている。ドネアがWBC王座を取ったことで再戦という形になった。前回よりもはっきりした形で、そこは本人もこだわっているので。自分たちとしてはスッキリした形でいけるのかなという思いがあります」

 ――これまでの練習内容が自信になっている。

 「ありますね。本人の意識が高いので。もう、しっかり仕上がっていっています」

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