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WBA会長 ジムに激励の手紙で村田再起促す「アリ、タイソン…敗北が人間を高める」

[ 2022年4月13日 05:30 ]

WBA会長から村田へ届いたメッセージ
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 プロボクシングの前WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(36=帝拳)宛てに、WBAのヒルベルト・メンドサ会長から再起を期待する激励の手紙が届いた。帝拳ジムが12日、明らかにした。

 メンドサ会長は、9日にゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)とのWBA・IBF世界ミドル級王座統一戦に敗れた村田を「勇敢さ、積み重ね、勇気、強さを心から祝福したい。戦士であり紳士であることをリングで証明してくれた」と称賛。その上で「ムハマド・アリ、マイク・タイソン、多くの偉大なボクサーが倒れても立ち上がってきた。敗北を乗り越え、より成長できる力が我々にはある。偉大なボクサーに敗れたが、どんな困難にも立ち向かえる強さと決意を持って戻ってくると確信している」と再起を促した。

 村田はゴロフキンに9回TKO負けした試合翌日、「まだ感情の整理ができる段階ではない。ゆっくり休んで考えます」と進退を保留。11日放送のNHKの番組では「このあたりが本当は良いやめ時なんだろうと思っているが、答えは出せない」と話していた。帝拳ジムの本田明彦会長は「またやるとは言わないと思う」と引退を示唆しているが、メンドサ会長は「人生は常にバラ色ではない。敗北が人間を高めてくれる」と激励のメッセージを送った。

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