ウエルター級 岡沢セオン 涙の世界一「迷ったら負けだった」パリ五輪へ再スタート

[ 2021年11月7日 05:30 ]

ボクシング 男子世界選手権第11日 ( 2021年11月5日    ベオグラード )

ボクシング男子世界選手権で優勝し、日本選手団とポーズをとるバンタム級の坪井智也(前列中央左)とウエルター級の岡沢セオン(同右)=ベオグラード(日本ボクシング連盟提供)
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 7階級の決勝が行われ、ウエルター級の岡沢セオン(25=INSPA)とバンタム級の坪井智也(25=自衛隊)が日本史上初となる金メダルを獲得した。岡沢はオマリ・ジョーンズ(18=米国)に3―2、坪井はマフムド・サビルカン(20=カザフスタン)に5―0で判定勝ち。過去最高成績だった2011年大会ミドル級銀の村田諒太を超えるダブル世界一の快挙で、それぞれ優勝賞金10万ドル(約1140万円)も獲得した。

 勝利の瞬間、岡沢は膝からリングへと崩れ落ちた。3―2のきわどい判定勝ちで公言してきた金メダルを獲得。「自分を信じてやるしかなかった。迷ったら負けだった」と涙した。2回終了時点ではリードを許したが、踊るようなフットワークから右ジャブを突く持ち味のアウトボクシングに徹した。2回戦で金メダリストに敗れた東京五輪の無念も、原動力になった。

 賞金10万ドルは普及活動や、昨年7月の豪雨で被害を受けた練習拠点・鹿児島鹿屋市への寄付も考えている。「もっと強くなりたい」。生涯アマを宣言する男が、24年パリ五輪へ再スタートを切った。

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