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元日本バンタム級王者の大森将平が世界戦興行で引退式「第2の人生をしっかり歩みたい」

[ 2021年9月22日 18:13 ]

<元日本バンタム級王者・大森将平引退式>引退式で感極まった表情を見せる大森(撮影・坂田 高浩)
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 プロボクシングの元日本バンタム級王者・大森将平(28=ウォズ)が22日、WBC世界ライトフライ級タイトルマッチが実施される興行(京都市体育館)で引退式に臨んだ。

 リング上で花束を受け取り「プロになったのは18歳。それから10年間、プロボクサーとして頑張り、いろんなことがありました。引退理由はコロナも関係しますが、自分との闘いでモチベーションを上げられず、いったんボクシング界から身を引くことを決意しました。いろんな方に支えていただきました。第2の人生をしっかり歩んで、応援してくれた皆さまに返していきたい」などとあいさつ。神妙な面持ちで10カウントゴングを聞いた。

 大森は京都市出身。南京都高(現京都広学館高)でアマ戦績は11勝8敗。11年4月にプロデビュー。15年4月に益田健太郎(新日本木村)に3回TKO勝ちで日本バンタム級王座を獲得し、同年9月の初防衛までデビュー15連勝。破壊力のある左ストレートを武器に世界王座獲得を期待された。同年12月のWBO世界バンタム級指名挑戦者決定戦はマーロン・タパレス(フィリピン)に2回TKO負け。唯一の世界挑戦は、17年4月にタパレスが持つ同王座に挑んだものの、11回TKO負け。20年12月に56キロ契約のノンタイトル8回戦で西田凌佑(六島)に判定負けしたのが最後の試合だった。

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2021年9月22日のニュース