ぱんちゃん璃奈　異物混入と同ラインのワクチン接種で不安も「頑張って気持ちの切り替えを」

ぱんちゃん璃奈公式インスタグラム（@panchanrina）より

　女子キックボクサーのぱんちゃん璃奈（27＝STRUGGLE）が1日、総合格闘技イベント「RIZIN.30」（19日、さいたまスーパーアリーナ）の公開練習をオンラインで実施し、米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチン接種をめぐる件について説明した。

　ぱんちゃんは先月28日、自身のSNSで、異物が混入していた同社のワクチンと同ロットのワクチンを接種したと報告。接種後に金属アレルギーの反応が出て、緊急搬送されたことも明かした。その後、同ロットではなく同じ製造ラインのものだったとして記事を訂正した。

　一方で、「私もただのワクチン副反応が出ただけで、金属と断定はしてません。一部から金属が出て危ないから全て回収されたのに　既に回収されたのを接種した人の調査は無く、症状出た人も、アレルギーある人にも異常は無い！と断言されるのがおかしい気がして…」と、不安な思いを吐露していた。

　この日の公開練習後、質疑応答に応じたぱんちゃんは、「たくさんの方が心配していただいていると思うので、試合に出られる、練習できる状況にはなっている」と説明。「先週はそんなに練習できなかったんですけど、今週、来週と最後、追い込んで試合に向け頑張りたい」と意欲を語った。

　ワクチンとの因果関係は不明だが、同じ工場で作られて使用見合わせ対象となっているワクチンを接種した30代の男性2人が、接種後に死亡した事例があった。不安を訴えていたぱんちゃんは、「正直、先週はあまり集中できなくて、そっちのことで不安に思っちゃっているところはあるんですけど、あと3週間切っているので、とりあえずはいったん、試合に向けて集中していこうと思います」と話した。報道陣から「切り替えはできている？」と問われると、少し考えた後、「頑張って気持ちの切り替えをしていこうと思います」と語った。

　ぱんちゃんは「RIZIN」に初参戦。元NJKFミネルヴァ日本アトム級王者・百花（28）とキックボクシングルール46.5キロ契約で対戦する。