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井岡一翔、判定で3度目防衛に「競り勝てたのはいい経験」無観客開催もTV中継通じ感謝「心強かった」

[ 2021年9月1日 22:41 ]

ロドリゲス(左)に判定で勝利し3度目の防衛果たした井岡
Photo By 代表撮影

 プロボクシングのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は1日、東京・大田区総合体育館で行われ、王者・井岡一翔(32=志成)が指名挑戦者で同級2位のフランシスコ・ロドリゲス・ジュニア(29=メキシコ)に3―0の判定で勝ち、3度目の防衛に成功。自身の持つ世界戦勝利数の日本記録を18に更新した。

 井岡は試合後、12ラウンドの戦いに「(ロドリゲスを)想定して準備はしてきたけど、コロナ下で日本にタイトルを獲りに来るという(相手の)死に物狂いの気持ちが想像以上に強く手を焼いたが、競り勝てたのは経験になった」と振り返った。

 序盤はロドリゲスの強打を浴びるシーンが何度か見られたが、動きの落ち着いた5回以降はペースをつかんでポイントを確実に稼いで3―0の判定勝ち。国内初の無観客での世界戦となったが「会場にたくさんの応援がいて試合が成り立つと思う。力をもらっている不安ではあったがテレビを通して、放映していただいていることでカメラの向こう側から多くの方が見ていただいていると思うと心強かった」と感謝した。

 20度目の世界戦を勝利で飾り、今後に向けて「無事防衛できたので、統一戦を実現してこの階級で一番強いということを証明したいと思っている。これから成長できるようにまい進して頑張っていく」と、次なる戦いに目を向けた。

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